メタ短歌学概論

こんにちは。メタ短歌学概論の講師モモイロマグネットです。実はぼく、たまに短歌をウェブ上で詠んでるんです。知っていました?
少しでも短歌の魅力を皆さんに伝えたいなと考えたので、今日はこう、より簡単に、でもウケる、短歌の作り方を言います。

とりあえず今からぼくがこれまでに作った短歌を挙げていきます。「うたよみん」というサイトで比較的評価をされた短歌たちです。これを見てウケる短歌の法則を見つけられたらラッキーですね。

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この歌はいわゆる「ことばあそび」です。自分の短歌、解説します。もともとは「いつもの駅に君がいる」という普通の文があります。ただこれがもし別れたらどうなるか?「いつもの駅に君は居ない」だ。でもこれも目新しくはないですね。それなら駅の方を変えよう。そうやって出来た短歌がこれですね。

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この歌もまた同じプロセス。普通なら雨が降る日に傘を忘れるなんてない。でも、わかるでしょ?このように「ことばあそび」は比較的簡単なのにウケが良いです。

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この歌も確かに「ことばあそび」です。でもこれはもうネタツイですね。短歌ではあまりにネタの成分が強いと何故かウケないんです。よっぽどの巧さがないと(こういうの自分で言うの恥ずかしいけど)、だいたいはスルーされます。あとエロも。下ネタはもう、厳禁ですね。


メタ的な話をします。

二つ目は「短歌自体の構造」イジリ。57577という定型を如何にイジって楽しむかです。

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これはよく求人サイトとかで見る言葉を落とし込んだ歌です。ぼく的にこれは安易な内容の歌でもウケるのが多いです。

いくつかの例を挙げるとするならば「(広辞苑第六版に依拠)」、この間呟いていたものならば「(※これは俳句で短歌ではない)」。このような言葉を下の句に使い、ウケそうなのが作れそうです。

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この歌はぼくの代表作であり出世作でもある短歌です。でもこれも「短歌自体の構造」をイジって遊ぶだけの歌です。会話文だけで短歌を作りつつ、ニクい台詞を混ぜただけだね。

 

最後のは「比喩」を使って簡潔に何かを表す短歌などです。まあこれは見てすぐにもう分かるので、続けて歌を貼っていきます。

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このような「比喩」と言うのか「言い換え」と言うべきなのか、とにかく強い。だってほら、なんかこれって正統派みたいな感じありますもんね。

ウェブ上でウケる短歌の三要素「ことばあそび」と「構造イジリ」 。そして「比喩」これらを常に意識して短歌を詠めば多分ウケます。

 

おちんちん ポルトガル語で ピルという(※ただし普通に妊娠はする)